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ワインのサングリアとは?美味しい作り方・レシピから市販・有名店まで徹底解説

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フルーティーで飲みやすい「サングリア」。ワインに果物を漬け込むだけで作れる手軽さが人気ですが、実はベースのワインやフルーツの組み合わせで味わいは無限大です。この記事では、「サングリアの基礎知識や度数」「自宅でできる絶品レシピ(赤・白・ノンアル)」を徹底解説。さらに、カルディなどで買える市販のおすすめや、静岡にあるサングリアの有名店情報まで、知りたい情報を網羅してご紹介します。
目次

サングリアとは?意味や発祥、気になるアルコール度数を解説

サングリアとは?スペイン発祥のフレーバードワイン

サングリア(Sangria)は、スペインやポルトガルで古くから親しまれているフレーバードワインの一種です。基本的には、赤ワインをベースに、一口大にカットしたフルーツ(オレンジ、レモン、リンゴ、バナナなど)やスパイス(シナモンなど)、甘味料(砂糖、シロップ、蜂蜜)を加えて作られます。

現地の家庭では、余ったワインを美味しく飲むための知恵として広まり、家庭ごとに異なるレシピが存在する「おふくろの味」のような飲み物です。現在では世界中のバルやレストラン、居酒屋などで提供されています。赤ワインベースが定番ですが、白ワインを使った「サングリア・ブランカ(白サングリア)」や、ロゼワインスパークリングワインを使ったものなど、バリエーションも豊富です。

名前の由来は「血」?サングリアの語源と意味

サングリアという名前は、スペイン語で「血」を意味する単語「Sangre(サングレ)」に由来しています。赤ワインベースで作られたサングリアの鮮やかな赤色が、血液を連想させることから名付けられました。

少し驚くような由来ですが、情熱の国スペインらしいネーミングとも言えます。英語でもそのまま「Sangria」と呼ばれ、世界共通で通じるワインカクテルの一つです。

サングリアのアルコール度数はどれくらい?

一般的なワインのアルコール度数は12%〜14%程度ですが、サングリアの度数は作り方や商品によって大きく異なります。フルーツの果汁や氷、炭酸水、ジュースなどで割って作ることが多いため、一般的なサングリアのアルコール度数は5%〜10%程度と、ワインそのままよりも低く、口当たりが良くなる傾向があります。

  • 市販のサングリア(缶・瓶):アルコール度数3%〜12%程度と幅広く展開されています。「ほろよい」のような低アルコール飲料から、本格的なワインに近いものまで様々です。
  • レストランやバル:お店独自のレシピによりますが、フルーツジュースで割ることで飲みやすく調整されていることが多いです。
  • 手作り(直前混ぜ):加えるジュースやソーダの量で自由に度数を調整できるのが魅力です。

ただし、レシピによっては風味付けにブランデーやリキュール(コアントローなど)を加えてコクを出す場合があり、その場合は度数が高くなることもあります。「ワインの渋みが苦手」という方でも、甘くてフルーティーなサングリアなら美味しく飲めるケースが多いのは、この飲みやすさが理由です。

【重要】自家製サングリアを作る際の「酒税法」の注意点

自宅でサングリアを楽しむ際に、必ず知っておきたいのが日本の酒税法に関するルールです。「サングリア 密造」「サングリア 違法」といった検索キーワードが見られるように、作り方によっては法律に触れてしまう可能性があります。

日本では、酒類製造免許を持たずに、アルコール度数20度未満のお酒(一般的なワインなど)にフルーツなどを漬け込んで混和させる行為は、新たな酒類を製造したとみなされ(みなし製造)、原則として禁止されています。

自宅で楽しむための正しい方法
家庭でサングリア風のカクテルを作る場合は、何日も漬け込むのではなく、「飲む直前にフルーツやスパイスをワインに混ぜ合わせる」ようにしましょう。これなら法律に抵触することなく、フレッシュなフルーツの香りとワインのマリアージュを安全に楽しむことができます。

なお、梅酒のように「漬け込み」を行いたい場合は、アルコール度数が20度以上の蒸留酒を使用し、かつ定められた物品を使用するなどの特例条件を満たす必要があります。ワインは通常14度前後であるため、この特例の対象外となることが多い点に注意が必要です。本記事で紹介する楽しみ方も、このルールを遵守した上での「直前に合わせるスタイル」や「市販品の活用」を推奨します。

基本からアレンジまで!サングリアの美味しい作り方・レシピ

自宅で簡単!基本の赤ワインサングリアの作り方

サングリアの魅力は、自宅にある材料で手軽に作れることです。まずは、定番の赤ワインを使ったレシピを紹介します。フルーティーで飲みやすく、見た目も華やかなのでパーティーにもおすすめです。

  • 赤ワイン:1本(750ml)※安価なテーブルワインでOK
  • フルーツ:オレンジ、りんご、レモン、バナナ、ベリー類などお好みで
  • 甘味:砂糖、はちみつ、ガムシロップ(大さじ1〜3を目安に調整)
  • スパイス:シナモンスティック(あれば)
  • 隠し味:オレンジジュースやブランデー(少量)

作り方の手順

  1. フルーツを皮ごとよく洗い、一口大や輪切りにカットします。農薬が気になる場合は皮をむきましょう。
  2. ピッチャーやデキャンタにフルーツと甘味を入れます。
  3. 赤ワインを注ぎ、軽くステア(かき混ぜ)します。
  4. 氷を入れたグラスに注いで完成です。

甘さ控えめが好きな方は砂糖なしで、フルーツの甘みだけで楽しむのも良いでしょう。渋みが気になる場合は、少し甘めにした方が飲みやすくなります。

爽やかな味わい!白ワインで作るサングリア・ブランカ

白ワインを使ったサングリアは「サングリア・ブランカ」とも呼ばれ、すっきりとした味わいが特徴です。見た目も涼しげで、暑い季節やランチタイムにぴったりです。

おすすめの組み合わせ

ベース辛口または中辛口の白ワイン
フルーツグレープフルーツ、レモン、ライム、キウイ、マスカット、パイナップル
ハーブミント、レモングラス、ローズマリー

作り方は赤ワインと同様ですが、白ワインの場合は炭酸水(ソーダ)で割って「スプリッツァー風」にするのも人気のアレンジです。

【重要】手作りサングリアと酒税法の注意点

自宅でサングリアを作る際に必ず知っておきたいのが「酒税法」です。関連キーワードにもある通り、作り方によっては法律違反になってしまう可能性があるため注意が必要です。

日本の酒税法では、アルコール度数20度未満のお酒(一般的なワインなど)に、果実などを漬け込んで混和させることは原則として禁止されています(酒類の製造とみなされるため)。

そのため、家庭で楽しむ場合は以下のルールを守りましょう。

  • 飲む直前に混ぜる:ワインとフルーツを事前に漬け込んで保存するのではなく、飲む直前にグラスやピッチャーで合わせ、すぐに消費するようにしましょう。
  • 20度以上のお酒を使う場合:ブランデーやウォッカなど、アルコール度数が20度以上のお酒に果実を漬け込むことは、特例として認められています(ただし、ぶどうや穀類など漬け込みが禁止されている物品もあります)。

お店で提供される味が染み込んだサングリアを再現したい場合は、フルーツをあらかじめ砂糖や少量のジュースでマリネしておき、飲む直前にワインと合わせると、果汁感がアップして美味しく仕上がります。

さらに美味しく!簡単アレンジのコツ

基本のレシピにひと手間加えるだけで、プロのような味わいに近づけることができます。

スパイスを加える
シナモンスティック、クローブ、スターアニス(八角)などを加えると、香りに奥行きが出て本格的な味になります。特にホットサングリアにする場合はスパイスが欠かせません。
ジュースやリキュールを足す
ワインの渋みが苦手な方は、オレンジジュースやアップルジュースで割ると飲みやすくなります。また、コアントローなどのフルーツリキュールを少量足すと風味が豊かになります。
冷凍フルーツを活用する
コンビニやスーパーで売っている冷凍フルーツ(ベリーミックスやマンゴーなど)を使えば、氷代わりになりワインが薄まらず、冷たいまま楽しめます。

赤・白どっち?サングリアにおすすめのワインと相性の良いフルーツ

王道の「赤ワイン」にはベリーや柑橘系がベストマッチ

サングリアといえば、やはり赤ワインをベースにした「サングリア・ロッソ」が最もポピュラーです。赤ワイン特有のタンニン(渋み)は、フルーツの甘みや酸味と混ざり合うことでまろやかになり、深みのある味わいへと変化します。

赤ワインを選ぶ際は、高級なヴィンテージワインを用意する必要はありません。むしろ、スーパーやコンビニで手に入る手頃な価格のテーブルワインや、飲み残して少し酸化してしまったワインのほうが、気兼ねなくフルーツやスパイスを漬け込めるためおすすめです。渋みが強すぎるものよりは、フルーティーで軽めのライトボディからミディアムボディのほうが、クセがなく飲みやすい仕上がりになります。

赤ワインに合うおすすめフルーツ
  • 柑橘類:オレンジ、レモン、グレープフルーツ(皮ごと使う場合はよく洗う)
  • ベリー類:いちご、ブルーベリー、ラズベリー
  • その他:りんご、バナナ、桃、イチジク

また、赤ワインベースにはシナモンやクローブなどのスパイスが非常によく合います。フルーツと一緒にスティックを1本入れるだけで、本格的なスペインバルのような風味を楽しめます。

爽やかな「白ワイン」には酸味のある果実やハーブを

白ワインをベースにした「サングリア・ブランカ」は、見た目も涼しげで、すっきりとした爽やかな味わいが魅力です。赤ワインの渋みが苦手な方や、暑い季節のドリンクとしても人気があります。

白ワインを選ぶ際は、甘口・辛口どちらでも構いませんが、フルーツジュースや砂糖で甘さを調整しやすいため、辛口(ドライ)ですっきりしたものを選ぶと味のバランスが取りやすくなります。ソーヴィニヨン・ブランやシャルドネなど、酸味がきれいな品種が好相性です。

白ワインに合うおすすめフルーツ
  • 柑橘類:レモン、ライム、日向夏、ゆず
  • トロピカル系:パイナップル、キウイ、マンゴー
  • その他:マスカット、梨、桃、青りんご

白ワインベースのサングリアには、ミントやローズマリーなどのハーブを加えると、香りがより爽やかになり、清涼感が増します。

ロゼやスパークリング、冷凍フルーツで手軽にアレンジ

赤と白以外にも、ロゼワインを使えばピンク色が美しい華やかなサングリアになりますし、スパークリングワインを使えばパーティーにぴったりの乾杯ドリンクになります。ロゼはベリー系との相性が抜群で、クセが少ないためどんなフルーツとも合わせやすい万能選手です。

また、フルーツの準備が面倒な場合は、コンビニやスーパーで売られている「冷凍フルーツ(ミックスベリーやマンゴーなど)」「缶詰」を活用するのも一つの手です。冷凍フルーツは氷代わりにもなり、溶け出すとともに果汁がワインに浸透するため、漬け込み時間を短縮できるメリットもあります。缶詰のシロップを砂糖代わりに入れれば、甘みとフルーツ感を同時に足すことができ、失敗の少ない美味しいサングリアが作れます。

お酒が苦手でも楽しめる!ノンアルコールサングリアの作り方

お酒が苦手な方や、妊娠中・授乳中の方、また運転の予定がある方でも安心して楽しめるのが「ノンアルコールサングリア」です。ワインの代わりに濃厚なぶどうジュースや紅茶を使用することで、本物のサングリアのようなフルーティーでリッチな味わいを再現できます。ここでは、自宅で簡単に作れるノンアルコールレシピや、市販品を活用した手軽な楽しみ方をご紹介します。

ぶどうジュースで作る!まるで赤ワインな本格レシピ

赤ワインのサングリアに近い雰囲気を出したい場合は、果汁100%の濃いぶどうジュース(グレープジュース)をベースにするのがおすすめです。ベリー系の酸味とフルーツの甘みが溶け合い、大人も満足できる味わいに仕上がります。

  • 材料:ぶどうジュース(500ml)、オレンジ(1/2個)、りんご(1/4個)、レモン(スライス2枚)、お好みでシナモンスティックやミント
  • 作り方:フルーツを皮ごと(オレンジやレモンはよく洗う)一口大やスライスにカットし、ピッチャーに入れます。ぶどうジュースを注ぎ、冷蔵庫で2時間〜一晩寝かせれば完成です。

飲む直前に炭酸水で割ると、爽やかな「スパークリングサングリア風」になります。甘さが足りない場合は、ガムシロップやはちみつを加えて調整してください。

紅茶でさっぱり!白ワイン風ティーサングリア

白ワインベースのサングリアがお好きな方には、紅茶や白ぶどうジュース、アップルジュースを使ったレシピが適しています。特にアイスティーにフルーツを漬け込む「ティーサングリア」は、渋みが少なくすっきりとした飲み口で、食事との相性も抜群です。

おすすめの組み合わせ
アールグレイやダージリンなどの紅茶に、桃(ピーチ)、パイナップル、キウイ、グレープフルーツなどの爽やかなフルーツを合わせると、香り高い一杯になります。

「日東紅茶」などのティーバッグを使って濃いめに抽出した紅茶を氷で急冷し、そこにフルーツを漬け込むと、濁りのないきれいな色に仕上がります。また、「ルピシア」などの専門店では、水出しで簡単に作れるフルーツフレーバーの紅茶も販売されており、これらを活用するのも一つの手です。

シロップや「サングリアの素」で手軽にアレンジ

フルーツをカットして漬け込む時間がない場合は、市販のシロップや「サングリアの素」を活用するのも賢い方法です。

例えば、フランスのシロップブランド「モナン」のサングリアシロップを炭酸水やジュースで割るだけで、複雑なスパイスとフルーツの香りが楽しめる本格的なノンアルコールカクテル(モクテル)が完成します。また、カルディなどの輸入食品店では、ドライフルーツとスパイスがセットになったキットや、そのまま飲めるボトル入りのノンアルコールサングリアも販売されています。

これらは子供でも飲めるジュース感覚のものから、ワインからアルコール分を除去した本格派まで種類が豊富です。パーティーやリラックスタイムに、ぜひお好みのスタイルでノンアルコールサングリアを楽しんでみてください。

市販で手軽に!カルディ・コンビニ・スーパーで買えるおすすめサングリア

カルディ(KALDI)で探す!おしゃれで美味しいサングリア

輸入食品店カルディコーヒーファームは、サングリア好きにとって外せないスポットです。特に人気が高いのが、季節限定で登場することもある「レモンサングリア」や、猫のラベルが可愛らしい「サングリア・ニャン」などのオリジナル商品です。また、スペイン産の本格派「ソル・デ・ベラーノ」は、赤・白ともにフルーティーで飲みやすく、コスパが良いことでも知られています。瓶入りだけでなく、手軽な缶タイプや紙パックの商品が見つかることもあるので、シーンに合わせて選んでみてください。

コンビニ・スーパーで買える!大手メーカーの定番サングリア

身近なコンビニスーパー、ドラッグストアでも、クオリティの高いサングリアを手軽に購入できます。特に日本の大手酒造メーカーが手掛ける商品は、日本人の味覚に合いやすく、食事にも合わせやすいのが特徴です。

メルシャン「ギュギュッと搾ったサングリア」
フルーティーさとワインのバランスが絶妙なロングセラー商品。赤ワイン×オレンジ&カシス、白ワイン×グレフル&パインなど種類も豊富で、瓶だけでなく持ち運びに便利な缶タイプもあります。
サントリー「バルで飲んだサングリア」
お店で飲むような本格的な味わいを再現したシリーズ。氷を入れてもしっかりとした果実味が楽しめます。
サントリー「ほろよい」シリーズ
アルコール度数が低く、お酒が弱い人でも楽しみやすい「ほろよい」からも、期間限定でサングリアフレーバーが登場することがあります。ジュース感覚で味わいたい方におすすめです。

コストコ・成城石井・やまやで選ぶ本格派&大容量

パーティーや日常的に楽しみたい方には、コストコ成城石井、酒の専門店やまやなどがおすすめです。

  • コストコ:大容量の「カークランドシグネチャー サングリア(1.5L)」は、コスパ抜群でリピーターの多い商品です。スパイスやフルーツを追加してアレンジするベースとしても優秀です。
  • 成城石井:バイヤー厳選のスペイン直輸入サングリアが並びます。オーガニックワインを使用したものや、果肉感の強いプレミアムなタイプなど、少し贅沢な気分を味わいたい時に最適です。
  • やまや・イオン:世界的な定番ブランド「リアル・サングリア」や、紙パック入りで冷蔵庫に常備しやすい「ヴィニャ・アルバリ・サングリア(3Lなどの大容量もあり)」など、幅広いラインナップが揃います。

市販のサングリアは、紙パックバッグ・イン・ボックスなど容器も様々です。試し飲みなら缶や小瓶、毎日少しずつ飲むなら酸化しにくいバッグ・イン・ボックスやスクリューキャップの瓶を選ぶと良いでしょう。

サングリアの美味しい飲み方・割り方と保存期間(日持ち)

気分やシーンに合わせて!サングリアの美味しい飲み方・割り方

サングリアはそのまま飲むだけでなく、割り材を変えることで様々な味わいを楽しめるのが魅力です。アルコールの強さや甘さの好みに合わせて、お気に入りのスタイルを見つけてみましょう。

オン・ザ・ロック
最もポピュラーな飲み方です。グラスにたっぷりの氷を入れてサングリアを注ぎます。冷やすことで甘みがすっきりとし、ワインの渋みも和らぎます。味が薄まるのが気になる場合は、冷凍フルーツ(ベリーやレモンなど)を氷の代わりに入れるのもおすすめです。
ソーダ割り(炭酸割り)
シュワッとした爽快感を楽しみたいなら炭酸水で割りましょう。「サングリア・ソーダ」とも呼ばれ、アルコール度数が下がり飲みやすくなるため、お酒にあまり強くない方にも最適です。強炭酸を使うとよりキレのある味わいになります。
ジュース・紅茶割り
オレンジジュースで割ると、よりフルーティーでカクテルのような甘さを楽しめます。また、アイスティーで割ると渋みと香りがマッチした上品な味わいに。特に白ワインベースのサングリアは紅茶との相性が抜群です。
ミルク割り
意外な組み合わせですが、赤ワインベースの濃厚なサングリアは牛乳で割ると「いちごミルク」やヨーグルトのようなまろやかな味わいに変化します。

サングリアに入っているフルーツは食べる?

グラスに入っているフルーツを食べるかどうか迷う方も多いですが、基本的に食べて問題ありません。ワインの風味が染み込んだフルーツは、サングリアならではのデザートとして楽しめます。

ただし、長時間漬け込まれたフルーツは味が抜けきっていたり、食感が悪くなっていたりすることもあります。お店で提供される場合や、飲む直前に混ぜたフレッシュなフルーツであれば、食感も楽しみながら一緒に味わうのがおすすめです。スプーンやピックを添えておくと食べやすくなります。

サングリアの保存期間(日持ち)と注意点

サングリアを美味しく安全に楽しむためには、保存期間や取り扱いに注意が必要です。市販品と家庭で作る場合とで日持ちの目安が異なります。

市販のサングリアの場合

未開封であればボトルの記載通りの賞味期限まで持ちますが、開封後は冷蔵庫で保存し、3~5日程度を目安に飲み切ることをおすすめします。通常のワインよりは酸化しにくい傾向にありますが、空気に触れると徐々に風味が落ちていきます。

家庭で手作りする場合の酒税法と消費期限

自宅でサングリアを楽しむ際には、酒税法の遵守が重要です。日本の法律では、酒類製造免許を持たない個人が、アルコール度数20度未満のお酒(一般的なワインなど)に果実などを漬け込むことは禁止されています。

そのため、家庭で楽しむ場合は以下のルールを守りましょう。

  • 飲む直前にフルーツを混ぜる:漬け置きをせず、グラスの中でワインとフルーツを合わせてすぐに飲むスタイルであれば問題ありません。
  • 作り置きはしない:漬け込むことができないため、「日持ち」という概念はなく、作ったその場の飲み切りが基本です。

もしグラスの中で混ぜたものが飲みきれずに残ってしまった場合でも、生のフルーツが入っているため傷みやすく、時間が経つと果皮から苦味が出ることもあります。冷蔵庫に入れたとしても、衛生面を考慮してその日のうちに消費するようにしましょう。

季節や気分に合わせて:ホットサングリアやスパークリングのアレンジ

寒い季節に心も温まる「ホットサングリア」

サングリアは冷やして飲むのが一般的ですが、寒い季節には温めて飲む「ホットサングリア」も大変おすすめです。赤ワインベースのサングリアを温めることで、ワインの芳醇な香りとフルーツの甘みが一層引き立ち、冷えた体を芯から温めてくれます。

作り方は簡単で、漬け込んだサングリアを耐熱カップに入れて電子レンジで加熱するか、小鍋で沸騰直前まで温めるだけです。このとき、シナモンやクローブ、スターアニスといったスパイスを加えると、より香り高く本格的な味わいになります。ヨーロッパのクリスマスマーケットで親しまれているホットワイン(グリューワイン)と似ていますが、サングリアベースならではのフルーティーさが特徴です。

ホットサングリアを美味しく作るポイント
沸騰させるとアルコールや風味が飛んでしまうため、温めすぎないように注意してください。酸味が気になる場合は、はちみつや砂糖を少し足して調整すると飲みやすくなります。

爽快感あふれる「スパークリングサングリア」と炭酸割り

気温が高い時期やパーティーシーンには、シュワッとした喉越しが楽しめる炭酸系のアレンジがぴったりです。通常のサングリアを炭酸水(ソーダ)で割るだけで、アルコール度数が下がり、軽やかで飲みやすいカクテルになります。

さらに華やかに楽しみたい場合は、ベースのワインをスパークリングワイン(カヴァやシャンパンなど)に変えて作るのもおすすめです。特に白のスパークリングワインにカットしたフルーツを入れると、見た目も涼しげで豪華な印象になり、お祝いの席にも映えます。

  • レモンサングリア・フィズ: 白ワインベースのサングリアに、レモンスライスと強炭酸水を加えます。ミントを添えれば爽快感がアップします。
  • 大人のロゼ・スパークリング: ロゼワインとベリー系のフルーツを合わせ、仕上げにスパークリングワインを注ぎます。甘酸っぱさと炭酸の刺激が絶妙にマッチします。

季節のフルーツで楽しむ四季のサングリア

サングリアの魅力は、その時期ごとの旬のフルーツを取り入れられることです。季節に合わせたフルーツと飲み方を選ぶことで、一年を通して様々な味わいを楽しめます。

  • 春(イチゴ、桃、サクランボ): ロゼワイン白ワインを使い、見た目もピンク色で春らしく仕上げるのがおすすめです。
  • 夏(パイナップル、スイカ、マンゴー): 白ワインと炭酸水でスッキリと。ライムやミントを加えて清涼感をプラスしましょう。
  • 秋(梨、ブドウ、リンゴ、柿): 赤ワインでコク深く。シナモンなどのスパイスを効かせると、秋の夜長に合う味わいになります。
  • 冬(ミカン、ユズ、キンカン): ホットサングリアで温かく。柑橘類は皮ごと使うことで香りが良くなりますが、苦味が出ないよう白い部分は丁寧に取り除くと良いでしょう。

基本のレシピに季節や気分に合わせたアレンジを加えることで、サングリアの楽しみ方は無限に広がります。ぜひ、その日のシチュエーションに合わせた一杯を見つけてみてください。

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